R指定 甘やかなお仕置き 〜反省SS〜

こちらは、さえこがふと、美馬サマのBDもシャルルのBDも、 忘れるどころかそもそも知らなかった ……などとうっかりつぶやいてしまったところ、 大変おしかりを受け……反省文を提出することになってしまったものです。 お友達が多数載っているため、ブログ記事の全てはサイトには載せられませんが SSの部分だけアップさせていただきます。 と、いうか。皆様ご存じでしたか?美馬サマとシャルルの誕生日。 え?常識? ***** なぜかR指定となっております。苦手な方は回れ右してください。 〜このサイトでの、勝手な設定〜 ・美馬サマと花純ちゃんは、すでに結婚しています。 それではどうぞ。 ***** 「ねえ、花純ちゃん」 美馬が、瞳に切なげな光を宿して、聞いた。 「オレを……愛している?」 夕食後のひととき。 ふたりでソファに腰掛け、部屋にマイルス・デイヴィスを漂わせて、香りのよいダージリンを片手にその日の出来事をぽつぽつと交わしていた、そのときだった。 ―――美馬がきょう、誕生日だと知ったのは。 「し、知らなかったわ……ごめんなさい。その……星座とか血液型とか身長とか体重とか、そういうのにあんまり、興味がないっていうか……」 「興味が……ない……」 美馬は花純から視線をはずし、両膝に腕を乗せ前屈みになって、がっくりと肩を丸めた。花純は慌てて両手を振る。 「あっ、その、そういうわけじゃなくてっ!!もちろん、あなたのことは、あ、あ……愛しているわよっ!?でも、ひとを血液型とか星座とかで型にはめるのが、好きじゃないだけなのっ!!」 「それとこれとは微妙に問題が違う気がするのは、オレの気のせいかな」 「―――ごめんなさいっ!!何でも言うこと聞くから、許してっっ!!」 言葉を重ねれば重ねるほど、まずい方向に話がいくと焦った花純は、両手を合わせ拝むようにして、自棄っぱちに言い放った。 美馬の眼が、きらりと光る。 「何でも?」 「そ、そう……何でも聞きます……」 まずかったかしら……と思いつつ、一度言ったことは撤回できない。花純はこくんと息を飲んだ。美馬の美貌が、間近に迫ってくる。 「それなら……もう我慢なんかしない。今夜は思いきり教えてやる。オレの愛をね。痛いほどの愛を、教えてあげる。オレの情熱を、嫌っていうほど、キミのカラダに刻みつけていいんだね」 「我慢……?」 花純は目まぐるしく昨夜のことを思い出した。 キッチンで一回、窓際で一回、シャワールームで二回……泣きだすまで開放されなかったのでは……なかったか。 「―――今日はオレの誕生日だし」 青ざめた花純に、追い打ちをかけるように美馬が言い、にっこり微笑んだ。 ***** ベッドの上で、花純は弱々しく首を振った。 もう両手では数え切れないほど、昇りつめている。 繋がった部分は互いの蜜で濡れそぼり、彼を包み込んでいた。 それに……。 花純は頭の片隅でぼんやりと思った。 もしかして―――いやもしかしなくても―――。一度も、身体を離していない。 これ以上達してしまったらもう、死んでしまう。 花純は哀願の瞳で美馬を見た。もはや叫びすぎて声すらでない。 だが非情にも美馬は首を振った。 「ダメだ。痛いほど思い知らせてやるって言っただろ。これはキミへの―――お仕置きなんだから」 身体のなかで、強さを取り戻したものに、ため息をつく。 ―――貴司の誕生日は、8月7日。もう、絶対に、二度と、決して、忘れないわ。 花純は甘く喘いで、動き始めた逞しい肩にしがみついた。 Fin.

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